この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
studyingで簿財共通講義を申し込み1年半かけて勉強しましたが、色々悩んだ末に勉強を中断しました。
体験口コミって合格した人のしか出てこないですよね。途中で挫折した人の口コミなんかもあると、スクール選びに迷っている人のイメージに厚みが増すのではないかと思い、恥を忍んで記事にすることにしました。
- 税理士試験の勉強を始めようか迷っている
- スクール選びを迷っている
- studying(スタディング)を検討しているが、安さで逆に躊躇している
参考までに他の資格取得までの期間をいうと、簿記3級は1か月、簿記2級は4か月、FP2級は9か月くらい。地頭がすごくいいわけではないですが、合格点にたどり着くための勉強の仕方は知っている方だと思います。
始めた理由は、「手に職をつけたい」「勉強を始めるなら1歳でも若いうちに」「将来の働き方の幅を広げたい」と、色々ありますが、前職を退職した後の仕事を考えた時に、外で活かせるスキルや経験が圧倒的に乏しいことに焦りがあったのだと思います。
超難関資格であることは知っていたので、「私ならできる」とは全く思わなかったですが、やらなかった後悔をしないためにも取り組んでみることにしました。
全講座を受講し、市販の問題集でアウトプットし、時間をかければ一つずつの問題は解ける段階まで進んでいました。が、受験申し込み直前に勉強を中断することを決断しました。
試験を目前にして「範囲の広さ&制限時間内に解く速度」という壁があまりにも高く、それを乗り越えるために犠牲にしなければならない”時間”を捧げる覚悟が足りていないことを痛感しましたからです。(一日平均約1~2時間くらいだったと思います。全然ダメですよね。そもそも退職理由が「子供とゆっくり向き合う時間が欲しい」だったので、途中で「何がしたかったんだっけ…」となり、急に冷めてしまいました(+_+))
それともう一つ根本的な理由として、実際に会計事務所で働いてみて「税理士の仕事をしたいわけではなかった」ことに気づいたためです。(働いてから考えればよかったと反省!内勤の事務作業は好きなんですが…)
客観的に見れば1年半もかけてお金と時間を無駄にしたようにも思えますが、私にとっては「税理士試験の勉強に取り組んでみる」というのはどうしても必要な挑戦でした。
「一生その道で生きていくための専門スキルを獲得したい」という気持ちは前職を退職したきっかけでもあり、今後の生き方の主軸にもなる考え方にもなりました。なのでもし挑戦しなければ、「〇年前から勉強してたら、もしかすると今頃独立できたりしたのかな…」なんて呑気な妄想に浸って、現状に満足しないまま今ある幸せにも気づかなかったかもしれません。
で、完全に見切りをつけた今ですが、諦めがついたことで逆に、「本当に自分がやるべきこと・やりたいこと」に集中できるようになりました!それは大きく2つ。
1.税務の勉強。本業の会計事務所勤務はパートとはいえ覚えることがたくさんあります。今は基本的な法人税と消費税の申告ができるようになるのが目標です。
2.ブログの運営。このブログを育てて、読んでいただいた方に役立つ情報を発信し続けたいと思います。
他にもオンライン上での業務委託に挑戦したり、趣味のイラストも復活できたらいいなぁと思っています。
受講料が安い
studyingを選んで一番良かったのは、なんといっても受講料の安さ。簿財講義だけでも他と比較すると歴然の差です。少ないコストで損切りできたので、「やって後悔」という結果にはなりませんでした。
簿記論&財務諸表論 セット価格 | コース名 | 価格 | 備考 |
studying | 簿財2科目アドバンスパック | 74,800円 | 紙の問題集はオプション+29,800円、通信のみ |
クレアール | 簿財アドバンス Web通信 | 222,600円(期間限定価格) | 一般価格は420,000円、通信のみ |
TAC | 1年簿財パック | 390,000円 | 通学、通信ともに同価格 |
大原 | 簿記・財表初学者一発合格パック | 383,000円 | 通学、通信ともに同価格 |
インプット(講義)の質は良い
担当は中村先生でした。普通に良いと思います。無駄な脱線話をすることなく、「ここは深追いしなくていい」と試験合格に必要な論点に絞って簡潔に説明してくれます。(ただ淡々としすぎて眠くなることはありましたが…)
ゆっくり丁寧な話し方なので、普段は1.5倍~2.5倍の速度で視聴していました。1つの動画が70分とかだと「うっっ…」となりますが、倍速だと30分~40分程度。初見では意味不明なことも多いですが、あえてよくわからないまま講義を進めてから、2回目視聴すると、1回目よりも理解が深まって記憶も定着しやすくなるので、倍速視聴オススメです。
アウトプット(演習)は物足りなさを感じました。
講義とセットになっているミニ演習やテーマ別演習は基礎的なレベルですが、記憶を定着させるためには丁度いいと思います。実力テストは実践的なレベルに近づきますが、これだけで本番に挑むには量的に少し不安を感じました。
なので、一通り問題を解き終わった後に市販の問題集に取り掛かるなら、追加で数万円を課金することになるかと思います。
事前に色々調べた
可能な限りHPや口コミなどを調べて、全体的に特に問題なさそうと踏みました。あと通信講座である以上、画面のUIがいかに学習に集中させてくれる作りになっているかを重視したく、その点はクリアできていると予想しました。(実際ストレスなく受講できました。)
高い費用をかけたからといってやる気が続く訳ではない
TACや大原は経験がないので、内容の比較はできません。しかし、これだけは言えます。
「払ったお金が高いほど後に引けなくなれば、強制的に自分を追い込めるはず!」という考えで大金をつぎ込むと後々後悔するかもしれないということを…。
やる気なんて最初のうちだけで、難しさを目の当たりにして全講座の半分にも到達せずに脱落する人も多いはずです。それだけ、一科目だけでも本当に気が遠くなるほど範囲が広いんです。(私も5割過ぎたあたりで頭に入りきらなくなって、最後まで受講し終わるだけでもめちゃくちゃ大変だったのでよくわかります。それにやる気という不確実な要素に依存すること自体が既にリスキー…)
背水の陣作戦、ダメ、絶対。
相対的に安いとはいえ、高い出費です。さらに少しでも安く受講するならクーポンが発行されている時期に申し込むのがオススメ。発行時期は不定期で10%OFFがほとんど。年に数回15%OFFが出ることも。
10%OFFは恐らく常に出ておりいつでも誰でも使える、一方で15%OFFは年数回。たまたまタイミングが合えばラッキーですね。
クーポンを確認⇒STUDYing(税理士)- 続けられるか不安だけど、どうしてもチャレンジしてみたい
- 通学という選択肢がない(仕事、育児などで通う時間がない)
- 資金に余裕がない
税理士試験を始める人の中で、「絶対に税理士として働きたい」という人はどのくらいなんでしょう。
最初の入り口としてはむしろ、「退職後の選択肢を広げたい」「何か手に職をつけたい」という漠然とした思いから始める人が多いのではないでしょうか。もしそうなら、尚のことスクール選びでは「撤退のしやすさ(=費用の安さ)」と「続けやすさ」は無視できないポイントになるはずです。
- 資金に余裕がある
- 通学できるだけの時間の余裕がある(家族の理解がある)
「撤退のしやすさ(=費用の安さ)」については、前述のとおりですが、「続けやすさ」については他の記事に詳細を書いていきたいと思います。studyingは自宅学習でも、習慣化しやすくするための工夫がされていると感じました。
(記事作成中)
・studying教材の使用感
・studyingは紙教材もあった方がいい?